タミヤ 1/350大和を作る その2
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前回の続きで船体の工作をしているタミヤ1/350大和。
一通りモールドを削り落としたり細かいパーツを取り付けた後は舷外電路を貼っていきます。
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船体にぐるっと一周巻きつける舷外電路。
キットにはセットされていないのでタミヤ純正のオプションパーツを使いました。
船体には薄い凸モールドがあるのでそれに沿って瞬着で貼りこんでいきます。
だいぶ長いので1セットで平気かなと思いましたけど十分足りますし余りも結構出るので何回か失敗しても大丈夫です。


■1/350 タミヤ日本艦 舷外電路セット プラモデル(あみあみ)
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入り組んだ所にも貼りこんでいく必要があります。
真鍮製なので曲げやすいのですが画像のような場所はある程度形に合わせてカットしていったほうが確実でした。
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舷外電路を貼ったら窓部分を1mmのピンバイスで全て開口します。
根気がいりますけどこれで立体感が増しました。
■日本戦艦 大和 木製甲板シート(amazon)
そして大和の甲板ですが今回は木製甲板シートを使ってみる事にしました。
薄い木製のシートをレーザーカットしたオプションパーツでリアルな木の風合いを再現できるパーツです。
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裏側は粘着シートになっていて剥離紙を剥がして貼るだけなのですが
シート自体がかなり薄く、シートの粘着力も強力なのである程度貼りこむとやり直しが効きません。
ほぼ一発勝負になるのですが剥離紙を少しだけカットし入念に位置合わせをした後両端から貼っていきます。
2分割されていますが船首と船尾側からそれぞれ貼っていきました。精度も高く各所の穴にピッタリ合います。
2つのシートの間に若干隙間ができましたが構造物で隠れるので大丈夫でした。
繊細なシートなので余剰部分(特に剥がすはずの細かい穴部分)まで貼ってしまうと剥がすのが面倒そうなので貼る前に要確認です。
それと甲板のモールドを再現するシートもありますがこれは非常にちぎれやすく、マスキングの邪魔になるので最後に取り付けます。
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そして手すり取り付けのための穴を大量に開けていきます。
0.3mmドリルはかなり折れやすいのでできるだけドリル刃を出さないようにすると幾分折れにくくなります。
穴はあけますがこの時点ではまだ手すりはつけません。
同じく木甲板上に取り付けるパーツもまとめて後で取り付けるので無くさないように保管しておきます。
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あとは貼り付けた甲板をマスキング。
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砲塔の穴部分には白を吹いてからマスキング。
これで船体の工作は一旦おしまいなのですが、この部分は数ヶ月剥がさないのでしっかり乾燥させてからマスクしました。
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そして次は
主砲や副砲、機銃などの製作に入ります。
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最上型巡洋艦の砲を流用した副砲は放熱スリットが開口されています。
プラパーツの砲塔にラッタルなどのエッチングを貼って作っていきますが
エッチングにカーブを付けたい時は筆のグリップなどの丸い筒状ものでエッチングの上をコロコロと転がすと綺麗に曲げられます。
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砲身はドリルで開口しました。
測距儀やキャンバスはこの時点で白を吹き付けマスクしておきます。
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そしてココからこのキットで最も手間がかかる部分であるハンドレールセットも併用していきます。
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このパーツは極小のエッチング製支柱と0.1mmの銅線がセットになっていて
一本一本支柱を植え込んで銅線を通していく実物と同じ構造になっています。
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初めて見た時はこんなの本気でやるのかと思ったほどの小ささです。
長くプラモ作ってますけどヘッドルーペ欲しいと思ったのは初めてかも。
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0.3mmの穴を空けてから
各種砲塔や副砲塔基部など様々な部分にこんな感じで植え込んでいきます。
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手すりが真っ直ぐな部分は説明書通りの付け方で問題ないんですけど、
主砲塔みたいにラインが曲がる部分は銅線がやわらかすぎて銅線を通す際穴に引っかかり
変な癖が付いてしまい綺麗なラインにならないです。
なのでカーブするような部分には予め必要な数の支柱を最初から銅線に通し、それから取り付けていきました。
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こうすると変な癖が付かずスムーズなラインで取り付けられます。
手すりは予備がかなりあるのでどっかに飛んでいっても気にせず作業できました。
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長大な46cm砲はカッチリとした真円があるとカッコイイのでこちらも純正オプションのメタル砲身セットを使います。
砲弾もセットされているのでその巨大さを存分に感じられますね。
砲身部分は忘れずにメタルプライマーを吹いておきます。
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手すりなどを取り付けた後にはめ込めば砲塔の完成。
砲塔は基部の筒部分や内部も再現されているので組み立てるのも面白い部分です。
砲身は可動しますが砲身カバーは2種類でそのままだと実質角度は2つからの選択式。
今回は寝かせたタイプを使いました。
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12.7cm高角砲は風防付きと風防なしがあり
どちらも砲身が動かせるので接着剤が可動部にまで回りこまないように注意します。
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風防無しタイプは横にエッチングパーツを取り付け。
どちらの砲身も埋まっているので小さいですが0.3mmのドリルで開口しておきました。
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風防アリのタイプは手すりを取り付けます。
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そして息抜きに艦載艇と艦載機も作ってしまいます。
艦載艇は12m内火ランチ、8m内火ランチ、6m通船があります。
リノリウム色やタンを塗った後マスキングし、グレーで塗装。
一番おおきな物でも3cm程度なので細かいマスキングがちょっと面倒ですね。
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艦載機は零式水上偵察機と零式水上観測機が付属。
キットは天一号作戦時仕様のもので説明書によるとこの時は搭載されていなかったそうですが
折角ですし今回は賑やかしに全て載せる事にしました。
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メインカラーは暗緑色で塗装し、機体や翼の下側は明灰白色で塗装。
その上でデカールを貼ります。
デカールの大半はこの艦載機に使い小さい上に予備もないので慎重に貼りました。
特にコクピットのデカールは立体的なモールドに貼るので要注意です。
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艦載艇のマスキングを剥がし組み付け、細かい部分を筆塗りし
艦載機にはエッチングのペラを付けて両方とも完成です。
次回は艦橋などの製作をー。
(amazon)

