ハセガワ フィニッシュ軟化剤

様々な質感を手軽に再現できるハセガワのフィニッシュシート。
自分も使う事が多いのですが、新しくそれらに使える軟化剤が発売されたので買って試してみました。
価格は864円です。
ハケ付きなのでそのまま手軽に使用可能。一応水転写デカールの軟化剤としても使えるそうです。

今回試してみたのは一番使用頻度が高いミラーフィニッシュと
他のシートより厚めで馴染みにくいカーボンケブラーフィニッシュです。

使い方は簡単でデカールのマークソフターなどとほぼ同じです。
まずは貼る部分の油分などを取り除き、軟化剤を塗ります。
注意書きによると塗るのは糊面にのみでマークソフターのように
デカールを貼った上からさらに塗るといった事はしないようです。

軟化剤を塗ったらシートを貼り、濡れた綿棒などで密着させ余分な軟化剤を拭き取ります。

じっくり軟化タイプとあり、シートの種類にもよりますが完全乾燥まで半日ほどかかる事もあるそうです。

とりあえず手持ちの積みプラでためそうと細かいリベットやモールドがある1/48KV-1のパーツに貼ってみる事にしました。

写真左側が軟化剤あり、右側が軟化剤なしです。
細かい凹凸がありフィニッシュシリーズでは浮いたりして貼るにはかなり困る形状ですが
軟化剤を使うとだいぶフィットするようになります。また細かいモールドにもよく馴染むようになりました。
ただ厚みのあるカーボンケブラーフィニッシュのほうは馴染むようにはなるものの、
ミラーフィニッシュのようにはいかなかったです。

シャープなリベットモールドなどにもそれなりに馴染むようになるので
薄めのホログラムフィニッシュ系やミラーフィニッシュなどはガンプラのツインアイなどにもさらに使いやすくなると思います。

続いて繊細な航空機などのモールドはどうだろうとモデグラの付録で以前付属したF-14の翼パーツに貼ってみました。
こちらも画像左側が軟化剤あり、右側が軟化剤なしです。
細いモールドでも効果はかなりあり、つまようじなどを使わずに綿棒を押し付けただけでここまで密着しました。
ミラーフィニッシュだとしっかりモールドが浮き上がります。

カーボンケブラーフィニッシュの方もよくよく見るとしっかり密着はしているのですが
厚みがあるためミラーフィニッシュほどモールドは出ませんがこちらも効果はありました。

もともと薄くシールなどよりかなり貼りやすいものでしたがこちらを使う事で
モールドにも軽く押し付けるだけで密着し、
周りが浮くためなかなか難しかった凸ディテールにもそれなりに馴染みやすくなります。
量はたっぷりめに使いましたがシートが溶けるといった事も特に無かったですしより使いやすくなるので
フィニッシュシートを使う方にはおすすめです。
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■ハセガワ フィニッシュ軟化剤(あみあみ)