ガットワークス ネロブースmini

塗装ブースは以前紹介したスプレーブースツインファンをずっと使っていたのですが
さすがに5年以上使っていると色々とくたびれてきたので
ガットワークスのネロブースminiに買い替えてみました。
価格は44,000円です。

巨大なダンボールを開けると亜鉛鉄板で作られたブースが組み立て済みの状態で入っています。
ただファンなどの取り付けは自身で行う必要がありました。
ファンやブース自体も大きいノーマルのネロブースもあるのですが、自分は設置場所の関係でminiを選びました。

miniとありますが実際はタミヤのブースなどより大きくかなり広いスペースが確保されています。
ブースのサイズはW450×D400×H450mm でブース内に置いているのはHGUCガンダムです。
これだけ広々としたスペースがあるので大きめのパーツなども余裕を持って作業できると思います。
それと吸気口は奥と手前の上側にありフィルターを取り付ける必要はないそうです。
ブース左上のロゴステッカーはマグネットなので別な所に貼る事もできます。

ブースは亜鉛鉄板製で今まで使ってきた樹脂製のブースとは全く違う剛性感があり末永く使えそうです。
特に塗装などはされていませんが仕上げは丁寧で隙間や歪みなどは全く無かったです。
ただその分重さもあり、ブースで8kg、シロッコファンが3kgあるため
ぱっと出して使わない時にしまっておくような使い方には向いていないと思います。
それとminiでもブースにファンを取り付けると高さが70センチ程度になるので
干渉するかしないかを良く確認しておいた方が良いと思います。

ブースの他にはアルミダクトやアルミテープ、スタイロフォームを使って
窓に備え付けるための定着カラーや

シロッコファン本体、

それにスポンジテープと作業用手袋、説明書が付属していました。
シロッコファンですが三菱製で箱には品番なども書かれており
BF-14S3というファンが使われていました。

組み立て作業はブース天面の排気穴にスポンジテープをぐるりと貼り

シロッコファンに円形の金具をはめたら

ブースの排気口にファンをスポッと被せます。
こちらの固定は特にネジなどは使わずはめ込むだけですが
スポンジテープできっちり隙間は塞がり特にガタついたり外れやすい感じは無かったです。

後はアルミダクトを取り付け、付属のアルミテープで接続部分を補強し隙間を塞いで完成です。
アルミダクトはおよそ15センチほどで一般的な塗装ブースのダクトより太めです。
排気口は正方形なので、シロッコファンを回転させて取り付け直せばダクトの方向を好みで変えられます。

説明書に書いてありましたが、
亜鉛鉄板なのを利用してマグネット式の収納器具を使えば好みでカスタマイズする事が可能です。
外側はもちろん、内側にも色々貼り付けられるので小物入れなどを取り付ければ作業性が増すと思います。

ずっと周りが黒い塗装ブースしか使ってこなかったので気が付かなかった事なのですが
無塗装の鉄板のおかげか手元が結構明るく感じます。
自分はブースの所にデスクライトを設置しているのですが
鉄板がレフ板のような働きをして光が拡散するので対象に光が回りやすく塗装しやすかったです。

吸引力も申し分なく、0.5mmのブラシを全開で使っても吹き返しは気にならず
シングルですが巨大なファンを使っているだけあって快適に使えます。
またどういった仕組みなのかわかりませんがフィルターも要らないのでメンテ自体も楽だと思います。
動作音も一般的なブースと体感的には同じぐらいで
スマホの騒音計を使い、ブースの作業部分で測ってみた所50db前後でした。
なので夜でも十分使える動作音だと思います。
一般的な塗装ブースに比べて高さや重さがあるためずっとブースを設置させて使う人向けのブースだと思いますが
マグネットを使ったカスタマイズ性もあり吸引力も申し分なしでメンテナンスもしやすいと思います。
亜鉛鉄板製でとても作りが良く質実剛健といった感じのブースなので大事に使っていこうと思います。
(プレミアムバンダイ)

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