[番外編] 本格水冷自作ゲーミングPCを作る 追加のカスタムパーツと水枕の換装

少し前に空冷で動作確認するという記事をアップした自作PC。
全3回予定でしたが、ちょっと色々カスタムパーツを新たに追加したりしたので
そちらの紹介や現在の進捗状況を一度書いておきます。
昨今はサイドパネルがガラスやアクリルのケースも多く、
中にガンプラやフィギュアを飾ったりする方も多いと思いますが
今回は空いたスペースに乗せるのではなく、浮かせて飾ったり出来るようにしようと思い
CADで設計図を書きアクリル加工業者に画像のパーツをカットしてもらいました。
8mmの厚い透明アクリルで中央部分にはアクションベースの支柱に対応する穴が開いています。

本来はラジエーターを内側に、ファンを外側に取り付けるのですが、
今回は飾るスペースを確保するためファンを内側に、ラジエーターを外側にセット。
少しラジエーターがはみ出しますがこれで十分なスペースが出来ますし
LEDファンの光が多少なりとも照明になってくれると思います。

アクリルのステーは角度を90度変える小型ステーを使ってファンの部分に取り付け。
ここにアクションベースの支柱を取り付けて作ったプラモでも飾ろうと思います。

電源ケーブルですが、付属のケーブルもスリーブケーブルで豪華な作りでしたが、
黒一色だとちょっと地味かなと思ったのと、
オープンフレームなのでできるだけ長さをきっちり合わせてスッキリ配線したいと思い
cablemodでフルカスタムしました。
海外からの発送ですがオーダーから二週間程度で届きました。
今回はホワイトとシルバーのツートンカラーにしてあります。

長さは24ピンを500mm、EPSケーブルを650mm、PCI-Eを400mmでオーダー。
素材はコシがありブラックライトなどにも反応するModMeshを選択。
ケーブルコームはアルミ製のシルバーにしました。
ケーブルは通常の物より太めで隙間が開かず、質感は非常に良いです。
ただModMeshはかなり固いので柔らかいケーブルが良いという方はModFlexタイプの方が良いようです。
また1列ごとに色を変えられるのでもっとド派手な組み合わせにも出来たりします。

後は一度マザーなどを外し、バラしてからCPUクーラーを買っておいた水枕に交換。

メモリですがやはり4スロット埋めたいなと思い
8Gを2本追加。合計48GBという中途半端な感じですがスロットは埋まりました。

後は配線を進めていきますが、今回はRGBLEDが大量にあるので
マザーだけのコネクタでは補えないため10分岐基板を追加。
マザーに5V3ピンのARGBヘッダが2つあるのですが
片方はThermaltakeのコントローラーに繋げ、もう片方は10分岐基板に繋げました。

ラジエーター用のファンは3つ使うためコネクタも3つあり、そのままでは長さが足りなかったので
ファンハブをポンプの隣に取り付けて延長。
まとめられる線は後入れ型編組チューブを取り付けできるだけスッキリするようにしました。
(ファンコネクタに刺さっている白い線をまとめている編型の物がそれです)

新しくした電源ケーブルも繋いでみました。
カスタムしたので長さも良い感じでスッキリまとまります。
ただ24ピンケーブルはケーブルの固さもあり結構ギリギリだったので
あと5センチぐらい長くした方が良さそうでした。

そしていよいよGPU水枕の取り付けです。
今回はEK製の水枕に換装します。
EKの場合バックプレートは別売なので合わせて購入しておきます。

まずはRTX3090のバックプレートを外します。
ネジの長さなどが色々違うので、
外したネジはバックプレートに戻しマスキングテープで止めておくと後で戻したりする場合間違いません。
もちろん分解は自己責任で保証なども大抵のメーカーは切れるので気をつけてください。

ファンなどのコネクタもありますが、ここは先に外しておくとクーラーを外す時引っかかりません。
コネクタ抜きがあると楽に外せます。

ブラケットのネジも外してこちらも分解。

そして最後にクーラー部分のネジを外し、慎重に取り外すと中の基板が出てきます。
外す時ドライバーを落としたりすると大惨事になるので作業はくれぐれも慎重に。

VRAMなどにはサーマルパッドが貼られているので剥がします。
ただこのサーマルパッドは簡単にちぎれてしまうので
模型でパテなどを塗る時に使う樹脂製の小型スパチュラがあると便利です。

GPUダイにはグリスが塗られているのでエタノールなどを使い拭き取ります。


そして新たにGPUダイにグリスを塗り、
新しいサーマルパッドをVRAMやチョークコイル、バックプレートなどに貼り付けていきます。
説明書に貼り付ける位置が書かれているのでそれに合わせました。
またグリスはX状に塗るよう説明書に書かれていたのでそのように塗っています。

後は水枕とバックプレートを合わせてネジ止めすれば完成です。

今回は見た目重視で銅のニッケルメッキ+アクリルの水枕にしたので水路や内部が透けて見えます。

後は本体に組み込みます。とりあえず電源を少し入れてみましたが、
BIOS画面などは表示されたのでグラボは無事なようでホッとしました。
ただラジエーターや重い金属製の水枕が付きますし、
ケース自体も分厚いアクリルなのでめちゃくちゃ重くなってしまいました・・・
持ち運びする時腰をやられそうです。
それとファン中央のシールがブレるので剥がして新たにROGマークの白シールを試しに自作してみました。
結構似合う感じなのできちんと印刷し全てのファンに貼ろうと思います。

これで後は配管作業を残すのみ。
完成目指してがんばります。
(amazon)
(あみあみ)
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